女性の社会参画が重要視されている近年、IT業界においても女性エンジニアが働きやすい環境や支援制度が進められています。そのため女性がIT業界で転職をするのであれば、そうした環境や制度の整った職場を選ぶことが大切です。

具体的な例としては、子育てと仕事を両立できる環境です。産休・育休はもちろんのこと、子育て中の時短勤務や職場内託児所など、会社ぐるみで子育てをサポートしてくれる職場を探しましょう。

女性が社会進出をする上で、育児との両立は重要な課題です。一人だけの努力では解決できない問題が多いため、政府や自治体などの支援制度へのニーズも高まっています。これらの支援制度では、子育て世帯が直接利用できる制度のほか、企業が受けられる支援もあります。子育てしやすい環境作りに取り組む企業に対して、助成金の支給などのサポートを行っているのです。このような企業で働けば、子育てと両立しやすいのではないでしょうか。

また、フレキシブルな労働時間への対応も求められます。フレックスタイムや時短勤務など、柔軟に労働時間が決められる環境の職場なら、保育園への送り迎えや急な発熱などに対応しやすいでしょう。

IT業界ではテレワークが可能な職場も多いため、子育てしやすい環境といえそうです。しかしその一方で、納期に追われて残業や休日出勤などの長時間労働が日常化している職場も少なくありません。この点には、十分に注意しましょう。

キャリアアップが可能であることも、女性が働きやすい職場の条件となります。幸いIT業界は実力主義ですので、男女の給与差や待遇差はそれほどありません。

ワーク・ライフ・バランスを確保しながら、実力が適正に評価される職場を選びましょう。